花木の王様 シャクナゲ

シャクナゲとはツツジ科ツツジ属シャクナゲ亜属の総称。漢字で石楠花または石南花と書き、英語ではロードデンドロン(rhododendron:道の樹)と呼ばれています。世界中で園芸種が数多く作出され、花色、葉形、樹姿に様々なバリエーションがあり、迫力のある花と樹姿により「花木の王様」と称されています。

原種は亜寒帯から熱帯山地に分布し、特にネパールのヒマラヤや中国の雲南省のエリアには多くの種が存在しています。日本での自生地は高山から里山近くまで分布し、概ね冷涼な気候にあります。園芸種もヨーロッパ等の冷涼な地域で多く品種改良がなされたため、日本の高温多湿な平地での栽培は難しいと良く言われています。お花屋さんで美しく咲き誇っていたシャクナゲの鉢物を家に持って帰って植えてみたら、根付く前に枯れてしまったというのは良くある話です。

そのような暑さに弱いシャクナゲをあえて南九州の地で育成することにより、しゃくなげの森では比較的耐暑性のある固体を選別・育種しています。美しいシャクナゲの花をご自宅でも楽しんでみたいとお思いの方は、ぜひ鉢物販売コーナーにお立ち寄りください。

しゃくなげの森には、シャクナゲおばさんというシャクナゲ育成の専門家がいます。ご家庭でのシャクナゲの栽培についてのご質問は遠慮なくお尋ねください。

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