台風11号情報@しゃくなげの森ヤマメ養殖場

台風の豪雨によってヤマメ養殖場の取水口に木の枝が詰まってしまいました。

取水口がせき止められると、
養殖場への水が止まり壊滅的被害に陥ります。
すぐにでも取り除かなくてはなりません。

ウェーダー(胴長)を着て、命綱を巻いての作業です。
今回の濁流は見ているだけで恐怖心が煽られます。

この増水した川に落ち込めば簡単に流されます。
もし、取水口に落ちたら吸い込まれて、一巻の終わり。
自然の猛威に人間の小ささを感じながらも、
足場の確認、命綱の確認など細心の注意を払い作業開始。

バランスを崩せば川に落ちてしまうので、
危ないと思ったら、引くぞ!と声をかけて躊躇せず引いてくれと、
社員にもしもの場合の確認。

命綱に身を任せ、手を突っ込んで引いてみる。
何度も繰り返しながらどうにか小枝はとれたが、まだ何か大きいものが詰まっている。
水中は濁流のため見えないが、足で探ると切株だとわかる。
棒を突っ込んで押してみたがビクともしない。
丈夫な鉄の棒を持ってきて、テコを使い何度もトライ。
勢い余ってバランスを崩す場面もあり、ドキドキの連続でした。

何度かトライして渾身の力をかけると少し動いたので、
川に落ちないように気をつけながら、動かして行く。
最後はロープをかけて社員と振り絞った力で除去。
どうにか事故もなく作業終了しました。

朝5時半の出来事でした。