九州河川「みらい会議」

熊本県阿蘇のキャンプ場で九州河川「みらい会議」が5月31日〜6月1日の1泊2日で開催されました。

1日目

国土交通省九州地方整備局の若手職員と、九州河川協力団体の若手が参加。スタッフを含め総勢67名国土交通省九州地方整備局から竹元河川調査官、中島河川環境課長ほか4名、九州河川協力団体からは代表のわたくしと、宮成事務局長、九州各地からマネージャー5名、事務局7名。

まずは緊張の雰囲気があったのでチームで簡単な自己紹介でアイスブレイク。
そして開講式。まず国土交通省九州地方整備局の中元調査官から九州の川づくりは若いみなさんにかかっているとのメッセージ。
そして私より九州河川協力団体連絡会議の代表として河川行政の概要、協力団体とは、みらい会議のきっかけ、3回目にかける想いと期待を伝えさせていただきました。

カリキュラム1

中島河川環境課長より九州の連携のあゆみ、協力団体制度について、最近の河川協力団体活動の紹介など

カリキュラム2

団体活動の紹介

筑後川 吉田マネージャー
番匠川 柴田マネージャー
遠賀川 浦濱マネージャー

カリキュラム3

ワークショップ:コーディネーター 池辺、中島

「笑顔が集まる川づくり」をテーマに3つの架空の川の想定で、チームに分かれて作業。

チームでは河川管理者と住民団体に分かれ役割を持って発言しながらハード、ソフトの整備について話し合い作図。固定概念にとらわれず予算は無限という設定。

注意点として、流域治水の視点を入れる、笑顔の集まる川づくりの視点、河川協力団体にお願いすること、施設などを作ればその利活用まで考え作って終わりではなく最終目的までの戦略まで考える。

発表は住民説明会形式。発表チーム以外は流域住民として、自分たちの川として厳しい意見を求めます。

また国土交通省の方々にはエキスパートとしてアドバイスや取り組みの有用性をコメントいただきました。

ワークショップは大変な盛り上がりで、予定時間もオーバーしてしまうほどでした。実践的な内容だったのでエキスパートの経験者からの意見は重みがあり参加者も深く頷いてました。

講評で中元河川調査官から、若手の熱さを感じて九州の未来は明るいと感じた、ワンチームで頑張っていきましょうとの言葉をいただき大成功のうちに終了致しました。

わたくし池辺、「みらい会議」3回全てオリジナルのワークショップ作成で、特に今回は1カ月をかけて、整備局とのやりとり数十回におよびました。

架空ではあるが、リアリティもあり若い方が輝ける「川づくり」のワークショップを目指して作り上げたので、局の方々から高い評価をいただき大変嬉しく感じたところです。

このワークショップは川づくりの人材育成に使えるので、ぜひ活用していただきたいと思います。

九州河川「みらい会議」1日目大変盛り上がり、そのままの熱さでバーベキュー懇親会に突入し素晴らしい交流がなされました。

2日目

河川フィールド体験は菊池川

水温20度、気温25度

講師は池辺、田中、北林。

バックアップ・サポートに12名という盤石な体制、カヌーでのサポートまで準備。

参加者は60名

ライフジャケットとヘルメットの正しい装着、バディ決定、準備運動と進み、いよいよ川へ

訓練1

渡河訓練

流れがある膝の深さを歩行

大雨洪水時の避難で膝丈を想定しての訓練。高齢者や子供だと危険リスクを伴うことを理解。

訓練2

渡河訓練、腰までの深さを体感、かなり危険で恐怖心を感じる理解。

訓練3

集団渡河訓練

チームを組んで要救助者を安全に移動させるスキルを学ぶ

訓練4

ロープレスキュー(スローバック)

流れてくる要救助者をスローバックで救助する訓練

訓練5

ディフェンシブスイムで川流れ「フェリーアングル」の理解

はじめて川に入る参加者も多くライフジャケット装着もあり安心感で笑顔が多かった。

参加者から、川に入る貴重な体験で、これからも機会があれば参加したい。

水の冷たさが時間が経過するにつれて体温を奪い寒くなってきた、水温20度が冷たいという意味がわかった。

川が見る感じと、入ってからの深さや流れの感じが全く違い見えない危険を理解したなどの意見がありました。

最後はみんな満面の笑みで九州河川「みらい会議」2日目も大成功で終了致しました。