ヤマメの検卵作業

寒さに耐えながらの夜間作業が連日続いています。

11月中旬からほぼ毎日ヤマメの検卵作業。
ベンチコートに身を包んで極寒仕様です。

ヤマメの採卵・人工授精から二週間ほどで、ヤマメの受精卵が発眼卵に成長し、同時に死卵を取 り除く作業が始まります。その数200万粒。手作りの先丸ピンセットで一粒づつはじく気が遠くな る作業です。

死卵を取り除いた、発眼卵は北海道や東北など全国の養魚場に出荷されていきます。

毎年にように夜中作業しているので、検卵は夜の作業?って聞かれます。

早朝から水につかり親魚の熟度鑑別を行い、その後黄金いくらの採卵と製造。
卵抜魚の尺ヤマメ甘露煮・昆布巻き製造。
商品梱包や発送業務、商品配達などしていると、いつも夕方くらいになってしまいます。

そこから検卵作業開始になるため終わりがいつも夜中になります。

ヤマメの生命と向き合う時間は毎年わたしにとって初心にかえるいい時間で、地道な作業を重 ねています。

今年は温かい日が続き成熟が遅れたのと、数量調整したので朝までかかるような時間に追われる 検卵はない予定です。

採卵が遅れ、配送はまだ始まったばかりで、全国の養魚場さんから催促の連絡がきている状況で す。