尺ヤマメの熟度鑑別

尺ヤマメの熟度鑑別作業。ヤマメ親魚の腹部を触診し、受精可能な卵になっているかの鑑別を1尾づつ行います。その数4000尾。

早朝から冷たい水に浸かり、腰をかがめての作業は結構な重労働です。
この作業まで2年を費やし、徹底した餌の管理、夏の高水温や、台風などの豪雨などを乗り越えてきました。
卵から孵化して2年、最後の作業になり、肉体的にはきついのですが、立派に育った魚を1尾づつ触ることで、なんとも言えない喜びがあります。

自然相手の一次産業は、思いがけないアクシデントに見舞われたり、苦しくて悩むこともありますが、ヤマメの受精卵は全国のヤマメ養魚場を笑顔にしますし、ヤマメ炭火塩焼きにかぶりつくと子どもたちも笑顔、黄金イクラではグルメな方も笑顔になります。
そんなことを考えながら、水の中の作業を頑張っています😊